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全般性不安障害
全般性不安障害の不安は、状況に関係なく生活全般にわたって浸透するような、過剰で制御不能な性質のものです。パニック障害のように、不安発作として起きるのではなくて持続性の不安として体験されます。息苦しい感じ、動悸、めまい感、吐き気などの自律神経の過活動や身震い、筋肉の緊張などの運動性緊張がみられます。些細なことにも過敏に反応して、物事にも集中できなくなり、不眠になったり、社会生活が障害されたりします。
うつ病、気分変調症、アルコール依存症など、他の疾患の合併率がひじょうに高いのが特徴です。女性に多く見られ、人口の5%程度がかかるといわれています。
混合性不安抑うつ障害
不安症状と抑うつ症状が同時に存在するが、どちらもさほど強くない場合をいいます。不安感は、漠然とした不安感として訴えられたり、些細なことが気になるというように表現されたりします。動悸、めまい感、吐き気など自律神経症状が存在することも多く、内科などではしばしば「自律神経失調症」と診断されます。
抑うつ気分は軽度ですので、本人も自覚していない場合も多くあります。そのようなときには、「以前のように新聞・テレビを楽しめるか?」、「仕事や家事をこなすのがつらくなってきてないか?」などに注意する必要があります。
治療薬としては、セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)、スルピリド(ドグマチール)、ベンゾジアゼピン系抗不安薬などが用いられます。
社会恐怖
社会恐怖とは、社会の場(例えば、人前で話や食事する、人々と会うなど)で、他人から注視されたり、批判にさらされることを気にし、人前で恥をかいたり、狼狽するような振るまいをしてしまうのではないかという強い恐怖心をもつことです。このような恐怖は過度なもので、けっして合理的ではないということを、本人もわかっていますが、そうした状況を避けてしまったり、強い不安を感じつつ耐え忍ぶことになります。
社会恐怖は、幼児期から思春期にかけて発症することが多く、恐怖を感じるのが一つの状況に限られる場合と、いろんな状況で起こるという、より重症の場合とがあります。
人前でのスピーチなどの状況に恐怖が限られる場合は、その1,2時間前にβ遮断剤を服用すると効果があり、交感神経亢進の症状である動悸、発汗、震えなどの症状や不安、緊張を軽減させることができます。より重症の全般型の社会恐怖には、セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)が有効といわれています。
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