人はゆううつになったり不安になったりしやすいといえますが、その程度が著しくなったり、続くようであれば仕事や日常生活に支障をきたします。しかし、悩んでいる本人やその周りの人は、単に精神力や気力の問題だと考えがちです。

 脳は最も複雑な臓器ですから、不調をきたしやすいということは驚くにはあたりません。事実、2人に1人の人は少なくとも生涯に1度は心療内科や精神科を受診すべきような深刻な精神的な不調になるともいわれています。

 精神症状というと何やらつかみどころがないものように考えがちですが、精神的な安定性は健全な脳の機能上に成り立っています。心理的なことももちろん大切ですが、脳の機能のという観点から科学的根拠に基づいた診療や治療の重要性が近年、特に強調されています。
















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