認知療法で、注意すべきこと
「認知療法」では、自分の「心のくせ」、すなわち認知の歪みのパターンを知り、それを修正していくトレーニングです。ものの見方を柔軟にしていくことによって気分や社会適応性を改善することが目標です。
しかし、精神症状がきわめて不安定な急性期では薬物療法や時によっては入院治療を優先し、そのような状態を脱しなければなりません。
薬物治療を含むすべての治療法が万能でないように、認知療法にも適否があります。 精神状態がそれほど不安定でないときには、認知療法的な方法が精神状態のいっそうの安定化に役立つと思います。認知療法を含めて、ひとつの治療法に固執することなく、その状況に適切な治療法を選択するという柔軟な姿勢が大切です。

|